映画「祈りの幕が下りる時」あらすじ

殺人事件から始まり、薄暗い小さな汚いアパートからの映像で、何だか悲しい部屋で、ここから蛆のわいた死体が出てくる。加賀さんの捜査で、演出家の知り合いの女性が浮かび上がる。加賀さんは自分の母親について、長年調べていて母の死について考えるようになり、演出家の女性との接点に気が付き始める、ものすごく入りくんでいるような謎めいていますが、最後の謎が解けたときは涙でいっぱいになります。すさまじい、お父さんと娘の悲しい過去に大転落の人生に、驚きを隠せません。松嶋菜々子演じる演出家の渾身の演技がすさまじいです。この人の女の底力を感じます。いつもの加賀さんの捜査の仕方も面白く、加賀さんの核心を得た時の、日本橋での閃いた瞬間など、この加賀を本当に自分のものにしています。お母さんとの思い出で、思い出すときお母さんの本当の家を出て行った理由など、真相が明らかになります。その中でお母さんにも好きな穏やかに一緒に生きていける人が、演出家の女性のお父さんだった。そんな人がお母さんにいてくれてよかったと思う加賀。お父さんの一緒に暮らしていた女性の息子を見に来ていた娘。そんな縁が二人を繋げた。でも事件は本当に悲しい真実で涙が止まりません。

映画「祈りの幕が下りる時」感想

この映画を見て、本当に久しぶりに泣きました。こんな悲しい人生を過ごしている人がこの世にいるのかと辛くて辛くて、一人で見ていたので顔がぐちゃぐちゃになりました。この松嶋さん演じる演出家の女性の人生は本当につらいものだったのかと。殺人を若い時におかして、お父さんと夜逃げ、でも華やかな女優になり、そのご演出家に、それで同級生にあわなければその同級生も殺されなかった。真実に近くなると消されてしまう。殺人でしか物事を進めていけないという悲しい現実を、お父さんの存在でなんとか持っていたのにそのお父さんも自分の手で殺してしまう。殺してあげたというかその考えられないような現実、お父さんを楽にしてあげたいという、娘の優しさ。凄いです。こういうことが現実に自分の身に起こったら、精神異常になりそうです。でも松嶋さんは見事に演じ切って、病室で、実の母に言うシーンは言葉になまりがあってそれがまた真実味が沸いてきて迫力が凄くて見入りました。本当に面白く引き込まれ、悲しかったです。

映画とは

映画は非現実的な世界でもあり、自分の中の感情がこんなに簡単に涙したり。笑ったり、怒ったり。色々性急に感じられる媒体です。映像の綺麗さや、表現の仕方、話し方、音楽の効果自分にはないものを感じ取れる素晴らしいものです。

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